示談金額
通院交通費 5000円
休業損害 74万円
傷害慰謝料 89万円
合計 163万5000円

※金額は、概数です。また、治療費は別途支払われています。
※物損についても解決しています。

Aさんは、買い物帰りに車に乗っていたましたが、交差点で赤信号で突っ込んできた車に衝突されて事故にあいました。

Aさんは、事故後、通院をしていましたが、4ヶ月くらいしたところで、保険会社から治療費の打ち切りを言い渡され、私のところに相談に来られました。

確かに、Aさんは、病院で撮影したMRIなどの画像上は異常がありませんが、事故では、Aさんの車が大破しており、その衝撃はかなり大きかったことが分かります。
そのため、4ヶ月での打ち切りは早すぎるといことで、保険会社と交渉し、5ヶ月経過までの一括対応の延長が認められました。

事故から5ヶ月が経過し、治療の甲斐もあって、Aさんには、幸い後遺障害は残らず、損害賠償の交渉に入ることになりました。

交渉では、専業主婦としての休業損害が争点となりましたが、最終的に平均賃金×実治療日数で合意し、約74万円の休業損害が支払われることになりました。

主婦の休業損害については、様々な考え方、計算方法がありますが、今回のように平均賃金(基礎収入額)×実治療日数で計算する場合もありますので、ぜひ参考にしてみてください。

静岡城南法律事務所

弁護士 山形祐生(やまがたゆうき)

静岡県弁護士会所属 登録番号:44537

静岡県交通事故相談所の顧問弁護士(静岡県知事の委嘱による)。
日本交通法学会に所属し、交通事故に関する最新の裁判例等の研究をしている。静岡県外からの相談・依頼も多く、単独で年間に100件以上の交通事故案件を手掛けている。保険会社との交渉を得意とする。案件としては、過失割合、慰謝料、後遺障害、死亡事故に関するものが多い。

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