Mさん(女性・主婦)

物損(修理費用):約6万円
弁護士費用:弁護士費用特約を利用のため自己負担なし
和解までの期間:交渉開始から約1年

交渉段階での過失割合 裁判で和解した過失割合
40%:60%
(Mさん:加害者)
5%:95%

Mさんは、スーパーの駐車場で交通事故に巻き込まれてしまいました。

Mさんの進行方向に歩行者がいたため停止しました。
すると、加害者がバックをしながら車を駐車区画に停めようとし、その際に、加害者の車体がMさんの車に接触してしまいました。

Mさんは停止していたので、0:100を主張しましたが、保険会社は、Mさんが停止していたことは認めるものの、「Mさんが加害者の進路を邪魔するような位置に車を割り込んできた」などと、40:60の過失割合を主張してきました。

そこで、Mさんは、私のところに相談に来ました。
早速、保険会社と交渉しましたが、先方は、全く譲る気配がありませんので、訴訟提起をする方向で進めることになりました。

通常、物損事故の場合、実況見分調書が作成されませんので、裁判官に正確な事故状況を理解してもらうためには、こちらで、事故状況を分かりやすくプレゼンする必要があります。
私は、早速、事故現場の駐車場に行き、Mさんから詳しい事故状況を聞き取り、Mさんの主張を正確に反映した事故状況図を作成しました。

訴訟では、Mさんは、停止していて、事故の発生を回避することは不可能だったこと、本件は外輪差を誤った加害者の一方的な不注意によって生じた事故であることなどを主張しました。

結局、裁判官には、当方の主張を認められ、裁判官からMさんの過失は、ほぼ無いと考えているとの心証が開示されました。
判決までもらうことも考えられましたが、Mさんとしては、自分の主張が認められて満足していること、裁判を続行して尋問等を行うは大変だということで、5%の過失を容認する形で和解しました。

過失割合が争点となる場合には、裁判官に事故状況を正確に理解してもらうことが重要となります。
また、示談交渉段階では、保険会社は機械的に一般論を主張してくることがありますが、納得出来ない場合には、裁判をすることも検討してみてください。

ちなみに、このケースでは、Mさんが弁護士費用特約に加入していたので、争いとなっていた金額は少額でしたが、弁護士費用を負担することなく、裁判まで行うことができました。

弁護士の顔写真

静岡法律事務所
弁護士 山形祐生(やまがたゆうき)/静岡県弁護士会所属
事務所所在:静岡市葵区馬場町43番地の1

連絡先:054-254-3205
日本交通法学会に所属し、交通事故に関する最新判例等を研究している。
静岡県内の事故を中心に多くの依頼を受け、特に、後遺障害、死亡事故、主婦(主夫)の休業損害に関する依頼が多い。
プロフィールの詳細
過去の解決事例
無料相談の予約
弁護士費用の詳細